top of page

ネットボールとは

ネットボールは、バスケットボールに似た競技で、主に女性を中心に世界中で親しまれているスポーツです。日本国内ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、世界では非常に人気の高い競技の一つです。

ネットボールの歴史

ネットボールは、1891年にアメリカのスポーツであるバスケットボールが発展したのち、そのルールをもとにイギリスで誕生しました。当初は「女子バスケットボール」として広まり、特に女性の教育機関で盛んに行われていました。1910年には国際的な大会も開催され、現在では世界各国でプレーされる競技に成長しています。特にオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、南アフリカなどでは強い競技文化が根付いており、毎年世界選手権が開催されています。

日本でのネットボールの普及は、1990年代から始まり、アジア大会や世界選手権においても日本のネットボールチームが一定の成績を収めるようになりました。しかし、競技としての認知度はまだ限られており、普及活動が続けられいます。

現在、ネットボールは一部の学校やクラブで活動が行われており、愛知県内でもネットボールを愛する多くの人々が集まり、競技人口の拡大に向けた取り組みが行われています。

ネットボールの競技特性

ネットボールは、バスケットボールに似た要素を持ちながらも、いくつかの独自の特性があります。最大の違いは、選手が特定のエリアにしか立つことができない点です。これにより、戦術やチームプレーが重要となり、ボールのパスワークや選手同士の連携が非常に重視されます。スピーディーでダイナミックな攻守の切り替えが特徴であり、観客を引き込む展開が魅力です。

ネットボールのルール

ネットボールは、7人制のチームスポーツで、コートはバスケットボールの半分ほどの広さです。試合は4クォーター制で行われ、通常、各クォーターは15分のプレー時間が設定されています。ネットボールの特徴的なルールには以下のような点があります:

  1. ポジションと制限エリア
    各選手には決められたポジション(ゴールシューティング、ゴールアタック、センター、ゴールディフェンス、ゴールディフェンダー、ウィングディフェンス、ウィングアタック)があり、それぞれが特定のエリアでプレーをします。例えば、ゴールシューティングは攻撃エリアの中でのみ動けます。

  2. ボールの所持制限
    ボールを持った選手は、3秒以内にパスを出さなければなりません。また、ドリブルは禁止されています。

  3. ゴールのシュート
    ゴールはリングがなく、ネットのみで構成されており、ボールがネットに入ることで得点が認められます。ゴールエリア内からのみシュートが可能です。

  4. ファウルとペナルティ
    プレイヤーが相手に不正な接触をした場合やルールを違反した場合はファウルが宣告され、その後、相手チームにフリーパスなどが与えられます。

  

  詳しくは日本ネットボール協会のHPをご覧ください。​

ネットボールは、チームワークと戦術が求められる競技であり、選手のスキルや集中力が試されます。国内外で数多くの大会が行われており、特にオーストラリアやニュージーランドではプロリーグも存在し、国際的な競技レベルは非常に高いです。

愛知県ネットボール協会では、ネットボールの普及と発展を目指し、競技の魅力を広く伝えていくために活動しています。興味のある方は、ぜひ一度ネットボールを体験してみてください。

bottom of page